国際シンポジウム

世界のアーバンフォレスト政策と樹木のマネジメント

<開催日時>2019年5月20日(月)東京・22日(水)福岡・24日(金)大阪

都市樹木の診断活動「20年」を経て

一般社団法人 街路樹診断協会は街路樹や公園樹木(都市樹木)の診断を通して、
健全で美しい都市樹木を育成することを目的として、20年にわたり活動してきました。
今後も都市樹木の健全な育成に関わっていきたいと考えています。
近年、都市では気温上昇、集中豪雨や洪水が発生するなど、環境が大きく変わり、
人々の生命や財産に対する危機感にもつながっています。
このような都市環境を改善するために、海外では樹木の持つ機能に新たな可能性が見いだされています。
その考え方や手法を紹介するこのシンポジウムが、今後の日本の都市樹木のあり方を考える参考になれば幸いです。

  • 街路樹イメージ
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シンポジウム開催趣旨

アーバンフォレストは日本ではあまり聞きなれませんが、世界の都市政策の中では最近よく耳にする言葉です。
気候変動やヒートアイランド、都市洪水などに対応できるよう、都市の中に森を育て、
レジリエント(弾力性と回復力がある)で、かつ生物多様性に富んだ都市をつくっていこうとするものです。
すなわち、アーバンフォレスト政策とは、「都市樹木によるグリーンインフラ政策」と言えます。

街路樹や公園樹木など都市樹木(urban tree)はアーバンフォレストの要と位置付けられており、
樹木の本数とともに、樹冠率(canopy cover)を高めることが意識されています。
また従来のように特定の樹種ばかりを植えるのではなく、環境や地域性を配慮しながら樹種を選定し、
同時に生物多様性やエコロジーを高める努力がはらわれています。
そして樹木が健全に成長し、CO2固定をはじめとする樹木が持ち合わせる優れた機能を最大限発揮できるよう、
健康な樹木の比率を高めることを重視するようになってきています。

シンポジウムにはアメリカとオーストラリアの研究者及び行政担当者を講師として招いており、
世界の潮流となっているアーバンフォレスト政策と、関連する樹木のリスクマネジメント制度を紹介します。
街路樹や公園樹木などを主体とした日本の都市樹木の捉え方、管理方法を改めて見直す機会にしたいと考えます。

講師及び演題

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    メルボルン市の
    アーバンフォレスト政策について

    メルボルン市は緑化政策に関しての先進都市。Urban Forest Strategy(市の緑化戦略)、City in a forest(森の都市)、Green Your Laneway(路地をグリーンに)、WSUD(都市内の水循環の包括管理)、ULE(都市樹木の実用的な寿命をデータベース化)や都市林の種の多様化戦略を打ち出し、都市樹木保護施策を定めている。それらの取り組みの内容を紹介する。

    【講師紹介】
    メルボルン市役所 アーバンフォレスト・グリーンインフラストラクチャ担当部長

    メルボルン大学園芸学修士課程卒業後、メルボルン市役所に勤務。アーバンランドスケープおよびアーバンサステイナビリティのマネジャーを務め、昨年より現職に就任。関わってきたプロジェクトや政策は最先進事例としてオーストラリアで高く評価され、アーバンフォレストや気候変動に対するランドスケープ導入手法、グリーン政策について、国内外で多くの講演を行っている。

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    北米でのアーバンフォレスト政策と樹木保護制度、リスクアセスメントについて

    北米におけるアーバンフォレストの沿革および概要や取り組み事例を紹介する。
    またスマイリー博士らの執筆で2017年に出版された「Tree Risk Assessment Manual Second Edition」を基に、最新のアメリカにおける樹木の診断や評価の動向を紹介する。さらに、診断後の処置や対策方法について触れるとともに、単木だけでなく並木や路線、公園など、面や群落としての管理手法を紹介する。

    【講師紹介】
    バートレット樹木調査研究所(Bartlett Tree Research Laboratories)上級研究者およびクレムソン大学客員教授

    樹木管理の分野において活躍する研究者の一人であり、国際樹芸学協会 (International Society of Arboriculture)が出版している技術教書(Best Management Practices )および樹木評価解説書(the CTLA’s Guide for Plant Appraisal 10th edition)の主たる執筆者。歩道の長寿命化、樹木の落雷被害削減、根系発育増進、樹木被害の低減などの研究者でもある。

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    日本の都市樹木(urban tree)が抱える課題と解決技術

    「道路緑化技術基準」や「公園樹木の点検・診断に関する指針」が示されたが、日本の都市樹木における課題や問題点ならびに対策方法等を、これまでの研究から報告する。

    【講師紹介】
    国土交通省国土政策技術総合研究所 社会資本マネジメント研究センター 緑化生態研究室 主任研究官

    1983年に入省後、当時の土木研究所緑化研究室において公共緑化に関する調査研究に従事。その後、日本道路公団に出向して高速道路の緑化事業に携わり、2001年より現職。近年の担当分野は、都市緑化に関する調査研究で、特に街路樹や公園樹木などの維持管理が主な対象。国総研資料の「街路樹の倒伏対策の手引き」、「街路樹再生の手引き」などを執筆。

一般社団法人 街路樹診断協会

(Urban Tree Diagnosis General Incorporated Association,Japan)

20年にわたり、都市樹木(urban tree)の診断を実施。
今回のシンポジウムでは診断を通じて見えてきた日本の都市樹木の課題を紹介するとともに、
米・豪や世界の動向から、今後どのような取り組みが都市樹木について必要かの問題提起を行う。
また、「木を見て森を見ず」とならないように単木に対してだけでなく、エリアとしての対策にも言及する。

プログラム(逐次通訳付き)

9:30 開場
10:00 開会
10:05 開催挨拶
10:15 街路樹診断協会技術委員会発表
10:30

講演1
「メルボルン市のアーバンフォレスト政策について」
Mr.Ian Shears(イアン・シアーズ氏)

11:50 休憩
12:50

講演2
「北米でのアーバンフォレスト政策と樹木保護制度、リスクアセスメントについて」
Dr.Thomas Smiley(トーマス・スマイリー博士)

14:40 休憩
14:55

講演3
「日本の都市樹木(urban tree)が抱える課題と解決技術」
Mr.Yasuo Iizuka(飯塚康雄氏)

15:35 休憩
15:44 トークセッション
16:55 閉会挨拶
17:00 閉会

*トークセッションは
会場ごとにテーマが異なります

メルボルン市アーバンフォレスト政策PR動画

シンポジウム開催日程と会場

  • 2019年5月20日(月)
    <東京会場>
    東京ビッグサイト国際会議場

    地図

    客席数 1000
    〒135-0063
    東京都江東区有明3丁目11番1号
    TEL 03-5530-1111
    www.bigsight.jp

  • 2019年5月22日(水)
    <福岡会場>
    エルガーラ大ホール

    地図

    客席数500
    〒810-0001
    福岡市中央区天神1丁目4番2号
    TEL 092-711-5017
    www.elgalahall.co.jp

  • 2019年5月24日(金)
    <大阪会場>
    ドーンセンター

    地図

    客席数 500
    〒540-0008
    大阪市中央区大手前1丁目3番49号
    TEL 06-6910-8500
    www.dawncenter.jp

お申込みと参加費のお支払方法

<お申込みからご参加までの流れ>

  • 以下のフォームから「日程・会場」と
    「参加区分」を選択
  • 申込ページで必要事項を入力
  • 参加費のお支払い
  • 申込確定メールを受信
  • シンポジウム当日、
    申込確定メールを受付で提示印刷したもの、または携帯電話・スマートフォンの画面を確認させていただきます。

<参加費について>

一般参加者:1,000円 / 行政関係者:無料(要登録)/ 街路樹診断協会員:無料(要登録)
※造園CPD、樹木医CPD 登録申請中

以下のフォームより参加する
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<主催>
一般社団法人 街路樹診断協会

大阪講演・共催:NPOおおさか緑と樹木の診断協会

<後援>

国土交通省/環境省/東京都(東京講演)/大阪府(大阪講演)/福岡県/佐賀県/熊本県/長崎県/大分県/沖縄県/大阪市/福岡市
公益社団法人日本造園学会/樹木医学会/日本緑化工学会
公益財団法人都市緑化機構/一般財団法人公園財団
一般財団法人日本造園修景協会/一般財団法人日本緑化センター
一般社団法人公園管理運営士会/一般社団法人日本公園緑地協会
一般社団法人日本樹木医会/一般社団法人日本造園組合連合会
一般社団法人ランドスケープコンサルタンツ協会/一般社団法人大阪市造園業協会
一般社団法人大阪造園業協会/NPO法人国際造園研究センター
全国1級造園施工管理技士の会/阪神造園建設業協同組合